ガルシニア

食と健康に関する辞典

(サイトの主旨)
健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。

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ガルシニア



ガルシニアは、正式にはガルシニアカンボジアといい、インドや東南アジアに生育するオトギリソウ科の植物で、果実に酸味がありスパイスとして使われてきました。また、インドの伝統医学アーユルヴェーダでは、消化を助け食欲を抑える薬として長年使用されてきました。ガルシニアをスパイスとして使った料理は、食べた人に満腹感を与えるという他のスパイスには見られない特徴があることや体重の減量効果もあることが知られています。そのガルシニアの果皮から有効成分が抽出されます。
果皮に含まれるヒドロキシクエン酸という成分が、糖質が脂肪に変わるのを防ぎ、エネルギーとして利用されやすくする働きがあることがわかりました。食事から摂取された糖質は、ブドウ糖にかわりエネルギーとなり、余った分はATPクエン酸リアーゼという酵素によって脂肪となって蓄えられます。ガルシニアを摂取すると、ヒドロキシクエン酸がATPクエン酸リアーゼと結びつき、その働きが阻害され、クエン酸からの脂肪合成が抑えられます。このとき、脂肪酸の合成も低下するため、体脂肪の分解が促進し、血中の中性脂肪も低下します。また、ATPクエン酸リアーゼの働きが阻害されると、クエン酸量が増加することになり、結果的にグルコースからのグリコーゲン生成量が高まり、血液中のグルコースの濃度が安定して、空腹感を感じなくなります。


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