昆布(コンブ)

食と健康に関する辞典

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健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。

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昆布(コンブ)



昆布の多くは、東北以北、北海道の沿岸に分布します。マコンブ、ホソメコンブ、リシリコンブ、ヒダカコンブ(ミツイシコンブ)、オニコンブなど数種類が食用とされます。昆布の旨味の成分がグルタミン酸であることが明治41年に発見され、味の素(グルタミン酸ナトリウム)の生産に結びついたことはよく知られています。欧米では、長らく海藻類を海の雑草(sea weed)と呼んでいましたが、最近では海の野菜(sea vegetable)と呼び変え、サラダなどで生食するようになっています。

栄養成分では、ミネラルのヨウ素(ヨード)が豊富なことが特徴的です。ヨウ素は、代謝を活発にする甲状腺ホルモンの成分として使われます。成長期の子供の発育を促進したり、皮膚や髪の健康も保ちますし、神経や身体の活動の調整にも働きます。そのほかにもミネラルでは、カルシウムやマグネシウム、カリウム、鉄なども豊富に含まれています。カルシウムは、骨や歯を強化するほか、ホルモンの分泌や神経の調節にも関わっています。マグネシウムは、筋肉の収縮を促したり、興奮した神経を鎮めたり、体温や血圧を調節する作用などがあります。鉄は、貧血を予防します。ビタミン類では、カロチンが豊富で、皮膚や内臓、目の粘膜を強化し、老化や動脈硬化などの原因となる活性酸素などを分解する働きがあります。食物繊維のアルギン酸も豊富に含まれますが、血中コレステロールを下げたり、血糖値の急激な上昇を抑える作用があります。便秘予防や整腸にも効果があります。


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