リノール酸

食と健康に関する辞典

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健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。

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リノール酸



リノール酸は、n-6系列の代表的な多過不飽和脂肪酸で、人間の体内で合成することができず、食品から摂らなければならない必須脂肪酸です。血中コレステロール値や血圧を下げる働きがあり、動脈硬化の予防や治療に用いられるようになりました。しかし、過剰に摂取すると善玉コレステロールまで減らしてしまうこともわかりました。また、熱に弱く150℃以上加熱すると過酸化脂質を生じ、がんの原因となります。さらにリノール酸から合成されるアラキドン酸は、アレルギー症状を促進するのでアトピーや花粉症といったものの原因になっています。
最近ではリノール酸の摂取は、n-3系列の脂肪酸(α−リノレン酸、IPA、DHAなど)との摂取量のバランスを保つことが重要だとされています。
食品では、紅花やヒマワリ、なたね、コーン、大豆、月見草などの種子に多く含まれています。コンビニやスーパーで売られている弁当や加工食品、ファーストフードなどにリノール酸が多く使われているので、知らないうちに過剰摂取となることがあります。


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