しお

食と健康に関する辞典

(サイトの主旨)
健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。

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しお(塩)



しおは、料理の味付けはもちろんですが、防腐作用や発酵調整の役目など、食品加工を始め様々に利用されています。英語で給与を意味するsalaryは、ラテン語のsallarium(兵士の塩)を語源とするように、労働報酬や税金の支払いに塩を用いていた国は多く、日本でも清めの儀式には塩が使われています。
日本で最も一般的に使われる食塩は、日本の海水からイオン交換膜製塩法で作られています。このほかにも、食塩より粒が細かく水分が少ない精製塩、漬物用のつけもの塩、料理用のクッキングソルトなどがあります。

塩は、塩化ナトリウムを主成分として、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどがごく微量に含まれます。ナトリウムは、生命の維持に不可欠の成分で、細胞外液の浸透圧を調節し、ブドウ糖などの吸収など、細胞膜を通しての物質交換に関わっています。ナトリウムは、食塩(塩化ナトリウム)として摂取してるので、普通の食生活を送っていれば不足することはありません。過剰摂取が問題で、高血圧の原因となります。

高血圧の原因は、実はイオン交換法による“精製塩”が問題で、純度99%の塩化ナトリウムが細胞外液に過剰な状態でとどまり、その結果、浸透圧によって細胞は水分を失って萎縮し、これが高血圧を引き起こすという説もあります。確かに、精製塩は、自然塩に比べてカルシウムやマグネシウム、カリウム、鉄分など、ミネラルの量は極端に少なくなています。自然塩に含有させるセレニウムやマンガン、モリブデンといった微量必須ミネラルはまったく含有されていません。


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