紫蘇

食と健康に関する辞典

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健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。

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紫蘇(シソ)



紫蘇は、ヒマラヤ、ミャンマー、中国が原産で、日本では平安時代以前から栽培されていました。現在の主な産地は、愛知、和歌山、群馬、静岡、大阪などです。紫色の赤紫蘇、緑色の青紫蘇、葉が縮れて赤色の縮緬紫蘇、葉が青く縮れている大葉などの種類があります。特に栄養価が高いのは青紫蘇です。
カロチンとカルシウムが抜群に含まれているのが特徴です。カロチンの量は、野菜の中でもトップクラスで西洋カボチャの約3倍含まれます。カロチンは、活性酸素を除去する抗酸化作用をもち、動脈硬化や老化、がんの予防に役立ちます。独特の香りは、シソアルデヒトという成分で強い防腐作用があり、食中毒予防に効果的です。

紫蘇の精油成分には、α-リノレン酸が含まれます。α-リノレン酸は、体内でIPA(イコサペンタエン酸)にかわり、IPAは血管を拡張して血液の流れを良くしたり、血栓を溶かす作用があります。また、アレルギー症状の改善にも有効です。

漢方では、葉を蘇葉(そよう)、果実を蘇子(そし)と呼んで、食欲増進、整腸、精神安定、去痰、咳止め、利尿、解熱などに用いられます。


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