ソルビン酸

食と健康に関する辞典

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健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。

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ソルビン酸



ソルビン酸は、カビなどの発育を抑える力が大きいことから、食品の防カビ、防腐の目的で保存料として使用されています。ナナカマドの未熟な果実から発見されました。工業的には、クロトンアルデヒトとケテンを反応させて作ります。水には溶けませんが、アルコールにはよく溶ける性質をもっています。マーガリン、チーズ、佃煮、煮豆、味噌、ジャム、漬物、魚肉練り製品、ソーセージなど幅広く利用されています。ケチャップ、スープ、乳酸菌飲料、果実酒などの水分が多い食品には、水に溶けるソルビン酸カリウムが用いられています。食品ごとに使用量の上限が定められています。個々の許容摂取量は決まっていても、複数の製品と摂取したときに不安要素があります。
大量に摂取すると人体に影響があると考えられます。発育不良や肝臓障害などの毒性がいわれています。試験管内での研究では、ハムなどの発色剤として使用されている亜硝酸ナトリウムと酸性条件化で加熱すると、発がん性が疑われる物質エチニル酸を生成します。この物質は、ビタミンCによって還元されると、毒性が大きく低下することが報告されています。


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