ビタミンB1

食と健康に関する辞典

(サイトの主旨)
健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。

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ビタミンB1



ビタミンB1は、疲労回復のビタミンといわれ、炭水化物の中の糖質が分解されてエネルギーに転換されるのに不可欠な栄養素です。不足すると糖質の分解ができず、疲労物質といわれる乳酸などが体内にたまります。疲れやすくなったり、倦怠感や気力の減退が起こります。また、ビタミンB1は、神経機能を正常に働かせる作用もあります。脳は、糖質であるブドウ糖を唯一のエネルギー源としており、その代謝にビタミンB1が作用するからです。不足すると情緒不安定や記憶力の低下、神経障害などの症状も出ます。代表的な欠乏症に脚気とウエルニッケ脳症があります。脚気は心臓と末梢神経の疾患で、全身倦怠、心悸亢進、心臓肥大、浮腫、最低血圧低下、四肢の知覚異常、腱反射消失、知覚鈍麻などの症状があります。ウエルニッケ脳症は中枢神経疾患で、歩けなくなったり、眼球運動麻痺、意識障害など症状が表れます。多量に摂取しても過剰分は速やかに尿中に排泄されるので、過剰症の心配はありません。
ビタミンB1は、水に溶けやすく熱に弱い上に水道水の塩素でも破壊されるので、調理中にかなりの量が失われます。また、アルコールの摂取もB1の働きを阻害します。意識して多めに摂るよう心がけましょう。
豚肉、内臓肉、たらこ、落花生、炒りゴマ、大豆、うなぎ、しいたけ、玄米、グリンピース、フナ、コイなどに多く含まれます


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