ビタミンD

食と健康に関する辞典

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健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。

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ビタミンD



ビタミンDは、脂溶性ビタミンで、ビタミンD2(エルゴカルシフェロール)とビタミンD3(コレカルシフェロール)の2種類あり、通常、両者を総称してビタミンDと呼びます。体内では、カルシウムやリンの吸収を助ける働きをします。血液中のカルシウムやリンを骨や歯に運び、沈着させるようにします。また、血液中のカルシウム濃度が低くなると、骨からカルシウムを溶出させ、一定の濃度を保つ働きもしています。
ビタミンDが欠乏すると、いくらカルシウムを摂っても吸収されず、カルシウム欠乏症をひき起こします。成人では骨軟化症(子供はクル病)を引き起こし、骨がやわらかくなって変形しやすくなったり、骨粗しょう症になったりします。ビタミンDは、食品からも摂取されるだけではなく、紫外線を浴びることにより体内で合成されるので、日光のビタミンともいわれます。戸外で適度に日照を受けることのできる生活をしている人は、食事からのビタミンD摂取が不足してもビタミンD欠乏症はほとんど起こりませんが、屋内生活時間の長い高齢者などは不足により欠乏症が起こってきます。
食品では、紅鮭、くろかじき、かつお、さんま、さば、白きくらげ、しらす干し、身欠きにしん、筋子、バター、卵黄などに多く含まれますが、日照を適度に浴びることが最も効果的といわれます。日本では、夏場で30分間程度、冬場でも1時間程度の日照で十分な効果が得られるようです。
サプリメントなどで過剰に摂取すると、食欲不振や吐き気、不機嫌などの症状がでたり、血液中のカルシウム濃度が上昇し、血管壁・心筋・肺・胃などに多量のカルシウムが沈着し、腎臓が障害されると尿毒症をおこしてしまうケースもあります。


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